この動画教材は、学校の授業や子どもたちの自主学習に活用していただく目的で作成しました。 内容は、ひらがなと、ひらがなと漢字の基本点画です。 ひらがなは、漢字に比べて構造がシンプルで、点画の形で字形が決まってしまいます。 そのため、字形を整えるのが難しくなりますが、多様に見える点画も、基本の書き方はいくつかに分類できます。 基本点画の書き方をしっかりおさえるとよいでしょう。 基本点画は、筆の穂先の動きがわかるように、二色の墨で書きました。 教科書では、薄墨を含ませた筆の穂先に朱墨を付けて書いたものを、手本として示すことが多いのですが、本教材では、朱墨を含ませた筆の穂先に墨を付けて書いています。 先生方が授業で書いたり、子どもたちに練習させたりするときは、本教材の二色の方法のほうが書きやすいかもしれません。 ぜひ参考にしてみてください。 ひらがなの字形に、国が定めた基準はありません。 教科書は、子どもたちが混乱しないよう、学習段階に合わせた書き方を示しています。 本動画教材の字形も、さまざまな書き方のうちの一つと捉えていただければと思います。 この動画教材が、全国の子どもたちの書写学習に役立つように願っています。
樋口 咲子
再生ボタンをクリックするとYouTubeが起動し、毛筆での書き方の動画が実際のスピードで再生されます。音声や注意事項の表示などはありません。
音声・スロー再生ボタンをクリックするとYouTubeが起動し、毛筆での書き方の動画がスローで再生されます。音声や注意事項の表示などで、書き方のポイントを確認しながら視聴できます。※音声が流れますので、再生の際は音量等の設定をご確認ください。
ひらがな1字じずつの毛筆もうひつの書かき方かたを表示ひょうじします。次つぎの3つを見みることができますよ。
似にているカタカナ
似ているカタカナ
ひらがなや漢字かんじの基本点画きほんてんかくの書かき方かたを動画どうがで説明せつめいします。
ひらがな
漢字かんじ
参考さんこう
これらの漢字かんじの中なかに基本点画きほんてんかくが入はいっています。
カタカナや漢字かんじを書かくときに注意ちゅういすること
水書用筆すいしょようひつについて動画どうがで説明せつめいします。
指ゆび、水書用筆すいしょようひつ、鉛筆えんぴつで、点画てんかくをどのように書かくのかを表示ひょうじします。
基本点画きほんてんかく
まちがえやすいカタカナ(水書用筆すいしょようひつ・鉛筆えんぴつ)
漢数字かんすうじ(水書用筆すいしょようひつ・鉛筆えんぴつ)
つながりを意識いしきして書かくひらがな(水書用筆すいしょようひつ・鉛筆えんぴつ)
方向ほうこうに気きをつけるカタカナ(水書用筆すいしょようひつ)
千葉大学教育学部教授ちばだいがくきょういくがくぶきょうじゅ。全国大学書写書道教育学会常任理事ぜんこくだいがくしょしゃしょどうきょういくがっかいじょうにんりじ。全日本書初ぜんにほんかきぞめ大展覧会審査委員だいてんらんかいしんさいいん(日本武道館にほんぶどうかん)。主おもな著書ちょしょに『国語科書写こくごかしょしゃの理論りろんと実践じっせん』(編集代表へんしゅうだいひょう/萱原書房かやはらしょぼう)、『30 日にちでみるみる美うつくしい字じになる 朝あさのペン字練習帖じれんしゅうちょう』(ナツメ社しゃ)、『ひらがなれんしゅうちょう』(共著きょうちょ/ ナツメ社しゃ)、「板書ばんしょ きれいで読よみやすい字じを書かくコツ」(共著きょうちょ/ ナツメ社しゃ)など。小学校しょうがっこうと中学校ちゅうがっこうの書写教科書しょしゃきょうかしょ(光村図書みつむらとしょ)の編集へんしゅう・手本執筆てほんしっぴつに携たずさわっています。